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お手入れ方法

年月を越えてその美しさを保ってきた古美術品たち、これからもより美しく光っていてもらうために、日常のお手入れ法、お手入のちょっとしたコツなどをご紹介します。

漆器のお手入れ

何となくお手入が大変というイメージがつきまとう漆器ですが、ちょっとしたポイントさえ押さえれば、お手入れはそれほど難しくないようです。

漆器が嫌がる3つのポイントは?

日光(極端に言うと蛍光灯でも)に長時間あてると、つやが無くなり色があせてしまいます。
保存場所に気をつけて、光を極力避けるよう心がけて下さい。
乾燥
湿度には比較的強いのですが、乾燥には弱い性質です。
冬の暖房のきいた部屋は注意が必要です
温度変化
急激な温度変化をあたえると、ヒビが入ったり、剥離したりすることがあります。

漆器の洗い方

  1. ぬるま湯を使い(必要に応じて中性洗剤を溶かし)、布や柔らかいスポンジで、やさしく洗って下さい。
  2. 他の食器類と一緒にガチャガチャと洗うのは避けましょう。
  3. 長時間水につけずに、洗った後はすぐに水を拭い、乾いた布で完全に水気をふき取って下さい。

*水滴を残したまま乾かすとあとが残ります。食器乾燥機には入れないようにしましょう。
*洗剤を使う時は、洗剤を後に残さないように気をつけましょう。みがき粉など研磨剤が入った洗剤は表面を傷つけてしまいます。

蒔絵などをほどこした漆器の場合は、普通の漆器よりやさしく取り扱ってあげて下さい。食べ物のよごれをぬるま湯で洗い流した後は、かたく絞ったガーゼで丁寧に軽くやさしく拭きます。ガーゼは何回も替えながら最後は水分を残さないようにして、自然乾燥させます。

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金属工芸品の取り扱い方について

いずれの金属工芸品も、空気に触れることによって、少しずつ変色し、自然の風合いを増していきます。
「使い込むこと」で自分だけの色合い、ツヤ、味わいをお楽しみ下さい。余談ですが、銅は殺菌作用を、銀・錫もイオン効果で、水のうまみを引き立てたり、花を長持ちさせたりするそうです。

銀器

何といってもよく使いこむこと、毎日こまめに柔らかい布で磨くことが、銀独特の美しさを出し、黒ずみを防ぐ秘訣だそうです。長く使わずに放置していると黒い皮膜が出きやすくなります。長期にわたり使用しない場合は、保管の際にできるだけ空気に触れないような工夫が必要です。

【できてしまった黒ずみをとるには】

光沢のある製品の場合
練り歯磨き、市販の銀磨剤をつけた柔らかい布で磨き、その後柔らかい布でからぶきします。
艶消し、色つき(黒いぶし、赤紫色)の製品の場合
水にぬらした柔らかい布や脱脂綿に重曹をつけて軽く磨きます。その後水洗いして、からぶきをします。

銅器

日常のお手入れは、ごくやわらかい布で乾拭きが基本です。使い込むほどに、お手入するほどに味わいが出てきます。(店主は指や手でなでるように拭いてやると良いと言っています。)
銅は塩気、湿気、酸気が苦手です。特に水気や湿気がついたまま放置すると銅の青サビ「緑青」が発生します。
緑青ができてしまった場合も、ひたすら手入れを繰り返していると、サビもなじんで目立たなくなります。サビがひどい場合は、指先などでこそげとり、後は乾拭きを繰り返します。

錫(しゃく)

錫の製品もやはり、やわらかい布で乾拭きです。錆びにくいのでお手入も簡単です。銀のように変色することがありますが、気になる場合は、銀同様に歯磨き粉や重曹でお手入し、後は乾拭きです。

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